2012年5月31日木曜日

モノの価値を知る持ち主。


築140年の古民家には色々なものが眠っています。

今回、快く古民家を貸してくださった大家さんでも、
実は、そのすべての品々についてわかっていないモノがあるほど。

一緒に片付けをしていると、
本当にたくさんのものが出てきます。




















写真や手紙、昔の文章など、
きっと価値があるものなのかもしれないけれど、
私たちには全くわかりません。

大家さんにもわからないものばかり。

でも、きっと珍しいものなんだろう、貴重なものなんだろう、と
そんな思いを抱いていました。


どうしようかと、困っていたのですが、
友人が「いすみ郷土博物館に相談してみては?」と
アドバイスをくれました。

早速、連絡をとることに。


「大家さんもいるタイミングで一緒にみてほしい」。

かなり急なお願いだったのですが、快く見に来てくれました。

写真や古文書、昔の本など、
私たちからみるとよくわからなかったものが、

「これはとっても貴重なものですよ」と、

どうやらすばらしい品々だったようです。



「昔の大原ですよ」と
見せてもらった絵葉書。


















木造校舎時代の国吉小学校や
行元寺の昔の写真など、
この地域の資料がたくさんありました。


次から次へと出てくる資料に学芸員の方も、
興味深々の様子。


無事に引き取っていただくことになり、
大家さんも私たちも、そして、学芸員の方も、
お互い大喜びです。


もしかしたら、そのまま捨てられてしまっていた
写真やたくさんの資料たち。

自分ではわからないことでも、
その道の詳しい人、好きな人にとっては貴重なものだったりする。

モノには然るべき持ち主がいるものなんだと、
そんなことを思いました。





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