2014年12月31日水曜日

2014年もありがとうございました。


早いもので今年も残すところあと少しとなりました。
「星空の家」で迎える3度目の年越し。
2012年6月、シェアハウスとして住人が住みはじめ、毎年毎年、本当にたくさんの人が出会い、行き交う場所となりました。最初はお互いの戸惑っていたご近所づきあいも、今ではふらりと気軽に立ち寄ってくれたり、地域の祭りにお誘いをいただいたり、少しずつ地域に馴染むことができたように思います。


今年は「星空の小さな図書館が誕生した年。
また新しい出会いを運んできてくれるでしょう。

いろいろなことがあった2014年。
今年もありがとうございました。
来年もどうぞ、よろしくお願いします。


*「星空の小さな図書館」
年始は1/4(日)13時~開館します。

<1月の開館日>
1月4日(日)、5日(月)18日(日)、19日(月)、25日(日)、26日(月)

2014年12月27日土曜日

年末年始の開館日のお知らせ


クリスマスも終り、すっかり年の瀬ですね。
今日から年末年始休暇という方も多いのではないでしょうか。

「星空の小さな図書館」は年末年始も通常通り開館します。
ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね。

<今後の開館日>
12月28日(日)、12月29日(月)
1月4日(日)、1月5日(月)
18日(日)、19日(月)、25日(日)26日(月)
*毎月第2日曜日と翌月曜日はお休みさせていただきます。
開館時間は13時~19時です。


ずいぶんと寒さが厳しくなってきましたね。
図書館内ではかわいいうさぎさんがほっこり温めてくれています。

2014年12月25日木曜日

「星空の小さな図書館」、オープンしました




去る12月22日(月)13時、「星空の小さな図書館」がグランドオープンを迎えました。
たくさんの人がわっと来るわけではないけれど、ほぼ19時まで人が絶えることなく、入れ替わり立ち代わり、思い思いに時間を過ごしてくれたことがとてもとてもうれしかったです。早速入会してくださった方や、本を借りて行かれた方もいました。子どもと一緒にゆっくりと過ごされる方もいました。人との待ち合わせ場所にしてくれた人もいました。


こうやって人と人とが交わってくれる場所になるといいなと思っていたのでそれがとてもうれしいです。


図書館内には、さまざまな蔵書があるのですが千葉県のことを紹介した本や雑誌もあります。
房総エリアのカフェ情報をまとめた「千葉里山カフェ(2013年10月発刊)」、最近発売されたばかりの「房総カフェ」は販売をすることになりました。カフェ巡りのお供におすすめです。ぜひ一度、ご覧になってみてくださいね。






次回の開館日は、12月28日(日)13時~です。オープンしてからの初めての日曜日。
ご来館お待ちしています。

facebookページを新しくしました。最新の情報はこちらも合わせてごらんください。→

2014年12月21日日曜日

「星空の小さな図書館」 ご利用のご案内②

いよいよ明日、「星空の小さな図書館」がオープンします。図書館の場所について、お問い合わせいただきましたのでお伝えさせていただきます。
(こちらの地図を参考にしてください)

住所はいすみ市能実(のうじつ)969ですが、
ナビが正確に出ないことがあるようです。

お近くまでいらっしゃいましたが、ナビを頼らず、
地図を頼りにお越しください。

<茂原方面からお越しの方>
広域農道をまっすぐ国吉方面へ進み、
「能実交差点」を左へ。
50mほど進み左手の石の門のある家になります。
「星空の家」と書かれた看板が目印です。
駐車場は門の中にありますので、そのまま中へお入りください。


近く看板を立てる予定ですが、しばらくは「星空の家」の看板を目印にお越しください。

敷地内に駐車場を用意しています。
あまり広くない場所となりますので、白線にそって
譲り合いながらご利用いただけると幸いです。

明日は、通常通り13時より開館いたします。
たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています。

2014年12月19日金曜日

「星空の小さな図書館」ご利用方法について①


図書館のオープンにあたり、ご利用の方法についてのご案内です。

・図書館なので、もちろんご利用は無料です。どなたさまも、心行くまでゆっくりと本を読んでくださいね。

・開館日は第2日曜日・翌月曜日を除く毎週日曜日と月曜日。午後1時~午後7時まで開けています。

・カフェではないので飲食の提供はできませんが、物販コーナーを設けています。駄菓子やちょっとした軽食など販売予定なので購入頂いてその場で召し上がっていただくことは出来ます。

・お湯、お水はご自由に利用できます。コーヒーメーカーも同様です。缶ジュースや紙パックの飲み物、ティーパックのバラ売り、珈琲豆も一杯分をはかり売りしていますので、必要な分ご購入いただくことが出来ます。




・有料会員制度を設けています。
有料会員向けの特別特典を設けています。
本の貸し出し、会員限定の特別開館日やイベントの開催などを予定しています。(年会費/2000円)
20歳以下の方は無料で会員登録ができます。入学前のお子さまも入会出来ますが、登録時はご家族の方もご一緒の入会をお願いします。ご来館頂いたその日にすぐにお申込み頂けます。

・「お譲りします」コーナー
蔵書の中で複数冊になってしまっているものは必要とされている方にお譲りしたいと考えています。




たくさんの方に心地よく過ごしていただくために、オープン後も色々と模索しながらになりますが、
まずはどなたさまもお気軽に立ち寄って頂けるとうれしいです。

2014年12月15日月曜日

星空の小さな図書館 会員カードができました。


先日、とても素敵なモノを見つけました。



読んだ本を記録するだけではなく、感想を記入できる欄までついた

貸し出しカード型のデザインしおり。


放課後の図書室で本を読んだあの懐かしい思い出が蘇ってきます。

なんて素敵なしおりなんだろう。

「星空の小さ図書館」にぴったり。

ぜひ、この図書館でも活用したい。

ちょうど、有料会員制度を設けようと考えていたので、
会員カードとし使えないか考えました。


問い合わせをしたところ、
そんなわがままを快く受け入れてくださり、

できました。





ロゴ入りの特別バージョン。
星空の小さな図書館会員カードです。
もちろん非売品です。


会員登録された方へお渡ししてきます。


図書館の利用は無料ですが、
有料会員になると以下の特典が受けられるようになります。


・本の貸し出し
・特別開館日の利用
・イベントなどのご招待  など。

年会費は2000円。


12月22日(月)のオープンより随時受付開始です。

入会希望の方は、ご来館の際にお声掛けください。





2014年12月4日木曜日

ひと足早くのお披露目会



大きなカウンターテーブルができました。元々納屋にあった立派な木を再活用。
大人4人で持ち上げるのがやっと。そんな立派な木も、この図書館で新しい姿に生まれ変わりました。


あたたかいある日、オープンに先立って、いつもお世話になっているご近所さんと、友人たちを招いてのお披露目会をしました。

決してすべて準備が整った訳ではないけれど、
ひと足早く披露をしたくて、できる限りの準備。

どれくらいの人が来てくれるかわからなかったけれど、地区の区長さんはじめ、
ご近所の方へ、チラシを配っていたこともあり、
「これよかったら置いてくださいね」と、
本を持って遊びに来てくれる人や、
お祝いに駆けつけてくれた友人たちで
大変にぎわいました。










子どもたちも楽しそうに、遊んでいました。

「本をゆっくり読める場所がほしい」という個人的な想いからはじまった図書館づくり。

でも、はじめてみたら「本」がたくさんの新しい出会いを運んできてくれました。

年齢問わず、みんなが楽しめるものが、
「本」にはあったんですね。
そんなことを改めて気づかされたような気がします。

大人から子どもまで、みんなが気軽に集い、過ごせる場所。そんな場所になることを願って。




2014年11月26日水曜日

12/22(月)いよいよ「星空の小さな図書館」オープンします。







長かった作業もようやく終わりが見えてきました。本棚とイスを入れて、いただいたディスプレイ棚を設置して、カラーボックスをリメイク。母屋で使われていたテーブルとイスもペンキを塗り直し、そして最後につくった大きなカウンターテーブル。、納屋を改装しようと決めたときから、外が見えるカウンター席をつくりたいと思っていました。ちょうど納屋に立派な一枚木があって、それをシェアメイトたちとやっとこさ持ち上げてテーブルにしました。

2階には素敵な本棚ができました。手作りの座布団カバーも、この空間にぴったり。
茅葺の屋根もそのままに、立派な柱に、誰もが見とれてしまいそうです。



オープンを直前に控え、
一冊のアルバムをつくりました。


はじまりは、ここからでした。

  今ではすっかり姿を変えたかつての納屋は、小さな図書館として新しくスタートします。

「星空の家」以上にたくさんの人が集い、行き交う場所になりますように。

何かをはじめる、きっかけが見つかる場所になりますように。

そんな想いを込めて。




****************

「星空の小さな図書館」

2014年12月22日(月)
グランドオープン

〒298-0105 千葉県いすみ市能実969
開館日:日・月 *ただし、第2日曜日・翌月曜日はお休み
開館時間:13:00~19:00

アクセス:圏央道 茂原長南ICより車で約30分
JR外房線茂原駅より路線バス「農産物直売所」より徒歩


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子どものための移動図書館「33ライブラリー」を併設しています。




2014年10月19日日曜日

只今、図書館内準備中。


暑い夏が気がつけば終わっていました。長い長い壁塗り作業も終わり、
図書館内の準備が始まりました。照明や本棚、イス…。準備するものはたくさんです。

本当は、できればすべて手作りで準備したかったけれど、そこまでの技術もパワーもありません。
やってできなくはないけれど、やること自体が苦しくなってしまっては意味がない。
予算と相談しながら、無理なく、楽しみながら準備ができる範囲でできるところは自分ですることにしました。

さて、何を買い揃えていこうかと考え始めたころ、図書館の話を聞いた友人たちが
「ウチに不要な本棚があるから使わない?」「イスもあるよ」「キッズスペースにどうかな?」と
いろいろな声をかけてくれました。

もちろん、スペースの問題や、全体の雰囲気とのこともあって、
すべてがすべて引き取れるわけではないけれど、できる限り頂いて活用することにしました。





立派な竹製のイス、
かつてお店で使われていたディスプレイ棚、
母屋で使わなくなっていたランプシェイド。

座布団は、カバーを新しくして再利用。
ペンキを塗り直して、
ダイニングテーブルやベンチも再利用する予定です。








さ、まだまだやることはたくさんだけど、
いよいよ形が見えてきました。


2014年9月30日火曜日

長い長い壁塗り作業もようやく終わりです。



暑い夏が終わりました。すっかりと涼しく過ごしやすい日。まだまだ作業は続いていました。8月いっぱいかけて塗った内装。9月に入り、外の土壁塗りがはじまりました。



 元々この納屋で使われていた土を再利用。はじめての作業に戸惑うことも多いけれど、日々たくさんの方が手伝いに来てくれました。


左官作業が得意な職人さんから、何度か経験をしたことがある人、
もちろん、まったく初めてという人も大勢いました。


とてもとても一人ではできなかった膨大な作業をいつも「誰か」とできた幸せ。



この図書館は多くの人に支えられて、
一歩一歩オープンに向けて進んでいます。

さ、長かった壁塗り作業もようやく終わりを迎えました。

いよいよ、本格的に図書館内の準備です。

本棚と、テーブル、カウンターと照明と、
まだまだやることはいっぱいです。























2014年8月21日木曜日

暑い夏と壁塗りな日々


壁塗りが始まりました。まずは下塗りからです。
初めての壁塗りで右も左もわからないまま、
どうやって進めていこうと思っていたら、強力な助っ人が次々登場。
機械を貸してくれたり、自分のコテをもってきてさっと塗ってくれたり、
忙しい仕事の合間の数時間に来てくれたり。











一人でやることになるだろうと思っていた作業も、気が付けばいつも誰かがいてくれました。
本当に「ありがとう」という言葉しかありません。
たくさんの方の手を借りながら
「星空の小さな図書館」は形づくられていっています。
決して順調に進んでいることばかりではないけれど、少しずつオープンに向けて前に進んでいます。
いよいよ仕上げ塗り。暑い夏が落ち着くころまでには図書館らしくなりそうです




2014年8月3日日曜日

星空の小さな図書館の内装工事のはじまりです


約1か月半の大工さんの工事が終わりました。
かつて物置小屋だった納屋はすっかり形を変え、
生まれ変わった姿を見せてくれました。


本来ならばこのまま大工さんに内装工事もお願いしたいことろだったのですが、
予算の関係上、断念し、ここからは有志で進めます。

初めてのことで戸惑いばかり。
正直右も左もわかりません。

自分たちでも調べつつ、人に聞きながら、
慌てずともゆっくりとでも進めていきたいと思います。

今日は、そのはじまりの日でした。
多忙ななか、そして真夏の暑い中、
たくさんの方が手伝いに来てくれました。

「できるところは自分でやりたい」。そうは決めたけれど、ひとりでやるのは作業量が膨大で心が折れてしまいそう。そんな気持ちを察してか、「お手伝いしたいです」と声をかけてくれる方がたくさん。
「図書館楽しみですね」と応援してくれる人がこんなにもいることが、本当にありがたく、うれしいことでした。

今日の作業は、壁を塗るための下準備。
ひとりでは2、3日かかってしまうであろう作業が、
1日で終わりました。

さ、これからいよいよ壁塗りです。


 「星空の小さな図書館」がこれからどう変わっていくのか、ますます楽しみです。


2014年6月27日金曜日

あるものを活かすということ


星空の小さな図書館の工事がはじまって間もなく1カ月。少しずつモノがしまわれているだけだった納屋が、人が過ごせそうな空間に変わってきました。梅雨の合間のある晴れた日。星空の家の駐車場にたくさんの杉板が並べられました。納屋の片づけをしていて出てきた大量の木材たち。

いつから眠っているかもわからず、状態も決していいとはいえないものもあるけれど、中には使えそうなものもありました。できればあるものを活かしたいというわがままを大工さんが聞いてくれ、杉板をきれいに加工してくれたのです。

今日はその杉板を塗装しました。どんな色にしようか悩んだけれど、星空の家には今は亡き、大家さんのお父さまがこの家を手入れしようと買っていたたくさんの塗料がありました。そうだ、これを使おう。もちろん、いつからここにあるものなのかわからないので、塗料としての効果がきちんとあるのか心配な部分もあったけれど、それ以上にすでに用意してくれたものを使いたいという想いが大きかったのです。



すでにあった塗料は量も色もバラバラでした。でも、塗り終えてみると、その色具合がなかなかいい。この杉板を使ってどんな外壁になるのかな。





母屋で使われなくなった引き戸の入口。ずっと眠っていた杉板の外壁。時を経て活かすことができた塗料。この小さな図書館は、昔からこの家にあったもので少しずつ形になってきました。

新しく何か活かすことはとっても手間のかかることで、
もしかしたらあのまま眠らせておくことの方がよっぽど簡単で楽なことでしょう。

でも、やっぱり、まだまだ活かせるものを放っておくことはできないと思ってしまうのです。

2014年6月10日火曜日

星空の小さな図書館の工事がはじまりました

「星空の小さな図書館」の工事がはじまりました。そのまま使えるものは残し、なるべくあるものを活用する。そんな難しい注文を快く受けてくれた大工さんは『星空の家』の元住人です。ずっと納屋に眠っていた荷物をすべて出してみると、想像以上に広いことに一同びっくり。当初予想してよりも、手間ひまがかかる工事になりそうです。                                                


改めてからっぽになった納屋は本当に広くて、この中に本棚を置いて、テーブルやいす、カウンターを置いてと、どうやって活用していこうかと思いが広がってきました。
そんな妄想も日々少しずつ現実になって来ていることを感じるとなんだか不思議な気分です。

正面の壁の部分には窓が入る予定。外の景色も見られるようになります。


2階は梁と柱はそのままに床を張りました。一部分を吹き抜けにした開放感があります。ちゃぶ台の座布団でごろごろなんていいかもしれません。



さ、まだまだ工事ははじまったばかりです。


どんな姿になっていくのかわくわくします。




2014年6月3日火曜日

2度目のこの日にありがとう

星空の家が、2周年を迎えました。




初めての住人がこの家で暮らしはじめて、あれから2年。

ほんとうにいろんなことがありました。

最初からいる住人も、すでに新しい道を選んだ住人も、そして、最近きたばかりの住人も、

今までの生い立ちも、ここに来た経緯も、そして仕事もみなバラバラだけれど、
不思議なご縁で、一つ屋根の下で暮らすことになったこと。

たった2年の間に、「はじめまして」と、「ありがとう、また来てね」と
新しい住人を招き、見送ったこと。

長い人生の中のたった数か月、数年だけど、
ここで暮らしたことを忘れずにいてくれたなら、
こんなにもうれしいことはないと思う。



星空の家は、ここで暮らす住人達だけではなく、
本当にたくさんの方に支えられてここまで来ることができました。

畑仕事をしているといつも話かけてくれるご近所さん、
いつも気になりつつもあったかい目で見守ってくれている地区の人たち、
なにかと集ってはわいわいとごはんを食べていってくれる仲間たち、

そんな日頃お世話になっているみなさまに感謝を込めて、
2周年のイベントを開催しました。


地区の区長さんの計らいで、
今年も回覧板で地域のみなさまにご案内を出させていただきました。

このちらしをもって、ご近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちが遊びに来てくれました。

「このお庭の手入れに来てたんですよ」と。
なんだか懐かしそうです。

友人たちもたくさん来てくれ、
世代を越えての2周年イベント。

不思議なもので、この家を訪れる方は、子どもから大人、おじいちゃん、おばあちゃんまで、本当にさまざまで。それでもみなさん楽しそうに過ごされていることがとてもうれしく思います。


今回も昨年同様、昼の部と夜の部を開催。
お昼の部は、ご近所さんが多く、夜の部は、気心知れた友人たちが多く集ってくれました。


少しだけ、「星空の家」の今までの生い立ちと、
今、ここで暮らす住人達の紹介と、
そして、これからのことをお話させていただきました。

普段なかなかお話することがない方も、
どんな人が暮らしているのか、
どんな暮らしをしているのか、
知る機会になったようです。


中でも、「星空の小さな図書館」のことをお話した時、ご近所のおばあちゃんが
「私、本が好きなんです。できたらまたきます」とうれしそうに言ってくれたのが印象的でした。

本って世代問わず、興味をもってもらえるものなんですね。
改めて、「星空の小さな図書館」の可能性を感じました。

よそから来た私たちが地域の人に理解してもらうことは、
とってもとっても難しいことで、今日、明日にすぐできることではありません。

「こんにちは」のあいさつにはじまり、「今日はいい天気ですね」とか
「最近どうですか。」とか、そんな些細な会話の積み重ねから、
ちょっとずつできあがっていくもの。

住人たちがそれぞれそんなことをちょっとずつ積み上げていってくれているからこその「星空の家」。

何が正解でどこがゴールかもわからず、変わり続ける日々に戸惑うこともあるけれど、
去年より今年、今日よりも明日。

きっとこれからもたくさんの人に支えられて、まだまだ「星空の家」が続いていくことを願って。

「星空の家」の物語はまだまだ続いていきます。










2014年5月15日木曜日

星空の小さな図書館はじめます





「星空の家」には大きな納屋があります。
ずっと物置になっていた納屋。

築80年といわれています。
「星空の家」が誕生してからずっと、
何かしらの形で活用ができないかと考えていました。

この2年間、たくさんの方が来てくれるようになったけれど、
人の家におじゃまするのはやっぱりちょっと戸惑いあるようで、
その反面、人が暮らす母屋に招くのは、住人達も気をつかう。

もっと気軽に遊びに来れる場所が、母屋ではない場所にあったらいいなと、
そんな思いを抱くようになりました。

そうだ、「星空の家」にはたくさんの本がある。
これを住人達だけで見るのはもったいない。

そっか、この本をもっと気軽にたくさんの人に読んでもらえる場所をつくればいいんだ。


そんなことを思い、ちいさなちいさな書斎のような図書館をつくることにしました。

まずは、納屋の片づけから。
1階にある荷物だけではなく、2階のものも下ろさなければなりません。

1階には、さまざまなものが眠っていました。
母屋で使わくなってしまったものも、一旦入れてしまっていたので、古い家具、布団、机などごちゃごちゃのまま。




2階にはたくさんの木材がありました。
気が遠くなりそうな、そんな作業。

たくさんの友人たちに手伝ってもらって、
ゆっくりでも少しずつ、
なんとかきれいになりました。

















「星空の家」が誕生して間もなく2年。
この2年間一番感じたことは、この地域で昔から暮らす人が抱くこの家に対する想いでした。

「星空の家」ができるずっとずっと前から、この家はこの地域を見守り続けていて、
地域の人たちもずっとこの家を見ていました。
代々引き継がれて何世代もずっと。

今は、廻り廻って、私たちが「星空の家」としてみんなで暮らしているけれど、
知れば知るほど、歴史の重みを知りました。

そんな歴史のある家、
今の住人は私たちだからと、自分たちの想いだけで暮らしていっていいのかというと、
たぶんそうではないことを、この2年で感じたのです。

昔からそこで暮らす人にとって、
よそから来た人はたぶん異質にみえるでしょう。
知らないから怖い、理解できない。

そんな人たちが、勝手に何かをしていると、
ほんの些細なことで心配になることも多いでしょう。


それでも、あいさつをするとか、ちょっとした立ち話をするとか、
地域の行事に参加するとか、
そんな日々の小さな小さな積み重ねが、
今、少しずつ、理解を得ることにつながっていっているような気がします。


気軽に話かけていただけるようになったり、
いただきものやおすそ分けをいただいたり、
地域の行事にお誘いいただいたり。

そんな小さなことありがたいことに増えてきました。


少しでもここを自分たちにとって身近な存在として感じてほしい、
もっと気軽に立ち寄ってほしい、
そんな想いもあって、今回の「星空の小さな図書館」計画をはじめようと思ったのです。


おしゃれなカフェでもなく、雑貨屋さんでもなく、
図書館を選んだのは、今「星空の家」にある資源を活かし、
無理なく続けていけるものだと思ったから。

そして、なによりも、本がたくさんの出会いを繋いでくれたらなという想いから。

初夏オープンに向けて、
また新しい挑戦がはじまります。





2014年2月11日火曜日

梅の花と雪と囲炉裏の冬



梅が咲き始めました。
まだまだ寒い日が続いているけれど、きれいな花が咲きはじめると、
もうじき春なんだとなんだかうれしくなります。
                                                            
                                                 
今年の冬は昨年以上に寒い日です。驚くほど
雪の日も多く、星空の家もすっかり雪化粧。
降り続いた雪がなかなか溶けず、さらにまた雪が降りの繰り返し。冷え込みも厳しく凍結の心配もあってなれない雪かきもまめにしています。凍えそうなくらい寒いけれど、なかなか見れない景色に少しだけわくわくもします。











こんな寒い日にはお鍋がおいしくなります。もちろん一人では多くて食べられないけれど、住人と、ふらりと遊びにきた友人と、あったかいお鍋をかこっていると、ほっこり気持ちまであったかくなります。一人で食べるごはんよりもずっと、おいしさが増すような気がするのは、きっと気のせいじゃないのかもしれません。


今年からずっと眠っていた囲炉裏を復活させました。とっても暖かくなる訳ではないけれど、不思議とじんわりとあたたかさが伝わってきます。囲炉裏にかけたやかんでお湯を沸かして3時のおやつ。パソコンをもってきて事務仕事。いなからしいゆっくりとした贅沢な時間が流れていきます。